太田あきひろです。
寒い日が続きます。回っているとさまざまな発言に出会います。
「ミステリアスでアンビリーバブル(訳のわからない、信じられない)な日本の民主政権と、世界では皆言っている。
怒っているのはアメリカだけではないことを日本では分かっていない」(経済界の人)「"ひどい政治ですね"という言葉が、まず会話・挨拶の最初の言葉になっている。ここまでひどいとは思っていなかった」
やっと来年度予算が決まりました。「衆院選における公約を果たさず」「財源を示すことができず」「結局、増税や単年度限りの財源を使うことしかできず」という予算組みです。水ぶくれで、結局、財源を見つけることができなかった「ギブアップ予算」となっています。 (1)公約違反
・ガソリン税の暫定税率廃止と言っていたのに、"維持"。しかも、「仕組みは変わるが税率は維持」(鳩山首相)という姑息さ。同規模の新税に「衣替え」する形で実質的に維持することを決めた。
・児童手当の財源をそのままにして(2010年度は子ども手当と現行の児童手当を合わせて1人1万3千円支給という形にしたという姑息さ)、子ども手当に使おうとしているのは、全部国でやると言っていたことに反する。(橋下知事とか松沢知事が怒っているように、地方にも負担させることになった)

(2)国債発行
平成21年度当初予算では国債発行額は33兆円だった。第1次補正を合わせて44兆円。それを鳩山政権は、44兆円は当たり前のような言い方をしている。おかしい。来年度、さらに補正予算を組むことになれば、さらに国債発行額は増え、将来へのツケはかさむばかり。
しかも、当初予算の歳入構成において税収を国債発行額が上回るのは昭和21年に1回あっただけで、来年度予算案は異常な予算といえる。

(3)結局、財源なしでバラマキ
赤字国債を発行して、さらに税外収入や埋蔵金もいまだに何を使うか分からない。しかも、これらは単年度のもので、本予算に財源として使うのはおかしい。

(4)1兆円の増税予算
22日に決定した鳩山政権初の税制改正大綱は、扶養控除の一部廃止やたばこ税の増税、租税特別措置(租特)の一部廃止などを決め、全体では差し引き約1兆円の増税となった。

今年もあと1週間。貴重な1週間です。頑張ります。

 

プロフィール

太田あきひろ

太田あきひろ(昭宏)
昭和20年10月6日、愛知県生まれ。京都大学大学院修士課程修了、元国会担当政治記者、京大時代は相撲部主将。

93年に衆議院議員当選以来、衆議院予算委・商工委・建設委・議院運営委の各理事、教育改革国民会議オブザーバー等を歴任。前公明党代表、前党全国議員団会議議長、元国土交通大臣、元水循環政策担当大臣。

現在、党常任顧問。

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