アジアの時代といわれる。低迷する世界経済のなかで、上昇するのはアジアだ。後藤さんはそのアジアの「今」を直視せよという。
沸騰するアジアであり、急変するアジアであり、各国それぞれ政治的不安定さや雇用・格差など問題を内包するアジアであり、人口動態一つにしても、中国、タイ、ベトナムなどでは人口ボーナスが終わる。
「人件費の安い生産拠点」「汚職・腐敗・非効率」のアジアへの先入観は捨てよ。製造業と製品輸出のアジアから、消費するアジアへと「双発の成長モデル」へ と変わった。それも富裕層・中流層・BOP(ボトム・オブ・ピラミッド、アジアで20億人の年収3000ドル未満)の三層で新しい需要を考えよ。上から目 線ではなく、協調・共栄のアジアの一員として日本がいい役割りを演じることが、日本のためにもなる――こうしたことを後藤さんは現場を見、数字をあげて活 写する。今のアジアの熱気を教えてくれている。
「人件費の安い生産拠点」「汚職・腐敗・非効率」のアジアへの先入観は捨てよ。製造業と製品輸出のアジアから、消費するアジアへと「双発の成長モデル」へ と変わった。それも富裕層・中流層・BOP(ボトム・オブ・ピラミッド、アジアで20億人の年収3000ドル未満)の三層で新しい需要を考えよ。上から目 線ではなく、協調・共栄のアジアの一員として日本がいい役割りを演じることが、日本のためにもなる――こうしたことを後藤さんは現場を見、数字をあげて活 写する。今のアジアの熱気を教えてくれている。