20101217-book.JPG  アジアの時代といわれる。低迷する世界経済のなかで、上昇するのはアジアだ。後藤さんはそのアジアの「今」を直視せよという。
  沸騰するアジアであり、急変するアジアであり、各国それぞれ政治的不安定さや雇用・格差など問題を内包するアジアであり、人口動態一つにしても、中国、タイ、ベトナムなどでは人口ボーナスが終わる。
  「人件費の安い生産拠点」「汚職・腐敗・非効率」のアジアへの先入観は捨てよ。製造業と製品輸出のアジアから、消費するアジアへと「双発の成長モデル」へ と変わった。それも富裕層・中流層・BOP(ボトム・オブ・ピラミッド、アジアで20億人の年収3000ドル未満)の三層で新しい需要を考えよ。上から目 線ではなく、協調・共栄のアジアの一員として日本がいい役割りを演じることが、日本のためにもなる――こうしたことを後藤さんは現場を見、数字をあげて活 写する。今のアジアの熱気を教えてくれている。

プロフィール

太田あきひろ

太田あきひろ(昭宏)
昭和20年10月6日、愛知県生まれ。京都大学大学院修士課程修了、元国会担当政治記者、京大時代は相撲部主将。

93年に衆議院議員当選以来、衆議院予算委・商工委・建設委・議院運営委の各理事、教育改革国民会議オブザーバー等を歴任。前公明党代表、前党全国議員団会議議長、元国土交通大臣、元水循環政策担当大臣。

現在、党常任顧問。

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