太田あきひろです。
今、現場を回ると、中小企業も大企業も、今とにかく苦しんでいるのは超円高。TPPもそれ自体の論議以前の問題として野田政権の説明不足と二枚舌が批判されていますが、企業の死活問題、産業の空洞化をもたらす超円高、しかも日本経済停滞のなかでの円高は大問題です。ギリシャ、イタリアなどで顕在化する欧州危機や、米国の経済不安によるものですが、それらは構造的・制度的な問題であるだけに、続くとみなければなりません。
大事なのは政権がもっと危機意識をもつこと、「遅い」「ツーリトル・ツーレイト」だけでなく、「デフレが続いている」「これでは、とてもやっていけない」「為替介入だけでなく、日本の実体経済を落とさないような政策が急務」「産業の枠を超えて革新的な事業に取り組む"産業更新"への支援を」などの経済・産業界の悲鳴をもっと受け止め、支援への断固たる意思を示すことが大切です。
多くの現場の人に会うなかで感ずることは、民主党政権の経済・産業支援の無策に対する絶望感が広がっていること。円高を直視・分析した総合的対策が急務です。
頑張ります。