太田あきひろです。
今日(11日)、青空が広がるなか、地域を回っていると、「昨日の皆既月食はきれいでしたね」「東京の空もなかなかのものだね」と、さわやかな話があちこちで聞かれました。本当に美しくて感動的でした。冴え渡る月、赤胴色に染まっていく月、これほどまでと思うほど輝く星。ピンと澄んだ空気。久しぶりに夜空をながめました。
大宇宙のなかの人間――。「きっぱりと冬が来た......」(高村光太郎)や、
カントの「感歎と崇敬とを以って心を充たすものが二つある。それはわが上なる星の輝く空とわが内なる道徳律とである」(実践理性批判)や、
ふるさとの空や山河を思い出したりしました。
天候に恵まれた天体ショーは、厳粛な気持ちになり、「気づきの人間哲学」の時でもありました。
最近の宇宙物理学は急速に進んでいるようです。
「暗黒物質と消えた反物質、暗黒エネルギー」「物質のすべては光」......。
宇宙の謎は深淵。