
大阪都構想は大阪の衰退を脱して、日本のエンジンになる。そのためには大胆に体制を変える。一点突破の全面展開で。それは政治家の仕事だ。
世界の都市間競争に打ち勝ち、加えて二重行政解消のための行政改革によって財源を確保する。あわせて大阪の成長戦略を実現する。増税に頼らない成長戦略で、増えた税収で医療、福祉、教育などの住民サービスを拡充していく。内容は住民が決める。大阪市は基礎自治体としては大きすぎるし、住民から遠い。大阪を世界の都市間競争に打ち勝つための「強い広域自治体」と、きめ細かな住民サービスを行う「やさしい基礎自治体」の2つに分ける。2つは全く違うものだ。
「WTCを府庁舎に」「ベイエリアを国際特区に」「直轄事業負担金は"ぼったくり"」「伊丹空港を廃港に」「政治と行政の役割分担」「槇尾川ダム建設中止」「政治は直観、勘、府民感覚」「職員基本条例、教育基本条例」など、4年で取り組んできたことも紹介する。
戦闘意欲あふれる書。
バッサリとリスクを負ってもやり抜く政治のギリギリの局面だと思っている。