竹中労.jpg伝説の竹中労さんの没後20年。「左右を弁別すべからざる状況」――大杉栄はこの危機を打開するのは右も左もない、共に連帯して立ち上がれといった。竹中労はそれをまさに平然と動きに動いた。「人は、無力だから群れるのではない。あべこべに、群れるから無力なのだ」――鈴木氏は、「自分が見、話を聞いた竹中労、心酔した竹中労、そして時には争い、ぶつかった竹中労」をどんどん描く。

私も1970年前後、竹中労や太田竜、「現代の眼」などもかなり読んだ。1985年頃に、直接会い、本書に出てくる何人かを紹介してもらったこともある。会ってもカベが全くなく、話にも、書くものにもリズムと勢いがあった。本書で紹介している「どうしてタイの民衆が貧しいと日本人はいえるのですか?」という民衆への愛情と思想の拠点、権力への怒りがあった。

私の場合「左右」というより「上下」の軸――下から現場から生身の人間から、烈風のなかグチもいわず生き抜く靭い庶民の側に立つ。「如実知見」「諸法実相」「依正不二」「蔵の財より身の財、身の財より心の財」。そんなことも話し合った。時代を振り返りながら読んだ。

プロフィール

太田あきひろ

太田あきひろ(昭宏)
昭和20年10月6日、愛知県生まれ。京都大学大学院修士課程修了、元国会担当政治記者、京大時代は相撲部主将。

93年に衆議院議員当選以来、衆議院予算委・商工委・建設委・議院運営委の各理事、教育改革国民会議オブザーバー等を歴任、公明党前代表。元国土交通大臣、元水循環担当大臣。

現在、衆議院議員、党全国議員団会議議長、東京第12総支部長、首都直下地震対策本部総合本部長、現代中国研究会顧問など。

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