こうすれば日本はよくなる.jpgのサムネイル画像デフレ下で閉塞感漂う日本。あきらめるばかりか、いやそれが課題先進国・日本だなどという者まで出てくる。今の時点でいうならば、敗北主義である。

国家の経営やマクロ経済では、大きく俯瞰して物事を見て手を打つ、それも重要。しかし、各分野、各団体、各企業において「あれをやれば...」ということは多い。突破できるのに決めることができず、前へ進むということができない。それが閉塞感を絶望に変える。

江口さんは反撃を試みる。かねてからの「地域主権型道州制」はその柱だ。そして、「贈与税・相続税を非課税にして若年層に資産移転を」などの税制。「切符一枚につき10円を加算して各駅に保育所を。学校バウチャー制度、医療や介護の規制緩和」などの暮らしの安心。「必要な道路の建設や基地島の建設を」などの社会インフラの再構築――こうしたきわめて具体的な15の政策提案をする。めざすは「富国有徳国家」であり、成長戦略だ。随所に、現民主義政権の迷走ぶり、政策の誤りの指摘がされている。視野は全方位にわたっているし、意欲が伝わってくる。

プロフィール

太田あきひろ

太田あきひろ(昭宏)
昭和20年10月6日、愛知県生まれ。京都大学大学院修士課程修了、元国会担当政治記者、京大時代は相撲部主将。

93年に衆議院議員当選以来、衆議院予算委・商工委・建設委・議院運営委の各理事、教育改革国民会議オブザーバー等を歴任。前公明党代表、前党全国議員団会議議長、元国土交通大臣、元水循環政策担当大臣。

現在、党常任顧問。

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