20120413ギリシャ哲学の対話力.jpg「人を動かすのはロゴス(理論)ではなくパトス(情念)だ」(アリストテレス)
「コメントが凡庸。質問がぱっとしない。――多くの日本人に共通する対話の二大弱点だ。当たり障りのないことしかいえない。ふだんから核心に斬り込もう、本質に迫ろう、という意識で話をしたり聴いたりしていないので鍛えられない」
「対話はおしゃべりではない。脳に汗をかいているかどうかだ」
――理性的に論理的に議論をすることを重んじたギリシャ人。

「二人してともに道行けば、一人が先に気づくもの」(プラトン)として、相手があるからこそ新鮮な発見、気づきがある。

哲学は「人間としてどう生きるかという根源的な問いを考え続けること」であり、考え続けることをやめない姿勢こそ哲学の根幹。思考停止状態に陥ることを古代ギリシャ人は「アポリア」(袋小路にはまってしまう)と呼んだ。思考し続けることが哲学的姿勢であり、それは、価値の順位付けがはっきりして判断がブレない人だ。

対話の哲学、哲学の対話、「ギリシャは哲学によって立つ」ことを解説している。

プロフィール

太田あきひろ

太田あきひろ(昭宏)
昭和20年10月6日、愛知県生まれ。京都大学大学院修士課程修了、元国会担当政治記者、京大時代は相撲部主将。

93年に衆議院議員当選以来、衆議院予算委・商工委・建設委・議院運営委の各理事、教育改革国民会議オブザーバー等を歴任。前公明党代表、前党全国議員団会議議長、元国土交通大臣、元水循環政策担当大臣。

現在、党常任顧問。

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