
「政治家はポピュリズムに流されず、有権者は政治家の選別眼をしっかり身につけよう」――。この危機に対してはまず政治からだ。だからこそ政治家を厳選する気風と習慣を早く身につけようという。
岩見さんの切れ味はカミソリというよりもズシッとしたナタのようだ。それでいて岩見さんの言葉には、人物を包み込む温かさを私はいつも感じる。「最近は毎週書く数本の私のコラムに批判の投稿が増えている」と書かれているが、ズバッというからだろうが、それにしても温かさが感じとれないゆえなのか。閉塞感漂うゆえなのか。「近聞遠見」「サンデー時評」――毎週読んでいる。