20120703誰も書かなかった日本の戦争.jpg 1890年から1945年まで、考えてみればわずか55年。人類は二度の大戦を行い、日本は日清、日露、太平洋戦争へ進んだ。膨大な近・現代史だが、田原さんの問題意識は、鮮明だ。「日本は侵略戦争をしたのか」「ほとんどの人が負けるとわかっていた戦争になぜ踏み込んだのか」――全てがそこに照準があるがゆえに、それと自らの人生を考察しているがゆえに、本書は他をそぎ落とした明解さが際立つ。

"対華21か条要求から侵略"と考えてきたが、本書では、日露戦争の同時期、朝鮮における日本の動きは先行していると思われる。当時の伊藤博文や、あの昭和の戦争で回避を考えていた人たちが多いのに、激論の最後は国家よりも組織益に傾く判断が常にあった。

状況のなかから考える"流れ思考"。世界の状況、情報から隔離された稚拙な判断。今、自らも歴史のなかにいることを省みる。

プロフィール

太田あきひろ

太田あきひろ(昭宏)
昭和20年10月6日、愛知県生まれ。京都大学大学院修士課程修了、元国会担当政治記者、京大時代は相撲部主将。

93年に衆議院議員当選以来、衆議院予算委・商工委・建設委・議院運営委の各理事、教育改革国民会議オブザーバー等を歴任、公明党前代表。元国土交通大臣、元水循環担当大臣。

現在、衆議院議員、党全国議員団会議議長、東京第12総支部長、首都直下地震対策本部総合本部長、現代中国研究会顧問など。

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