今日は、私が地元の皆さまと共に長年取り組んできた課題が、大きく解決へ前進しましたので、ご報告させていただきます。
足立区小台方面から田端駅へ通じる都道白山小台線に、JR東北本線と交差する「第2下田端踏切およびガード」があります。この都道は、田端駅や商店街に近く、通勤・通学や買い物などの歩行者・自転車が多く行き交います。しかし、前後区間では両側それぞれ幅3メートルある歩道が、踏切とガードによって1.3メートルと極端に狭くなっているため、通行やすれ違いに不便。時には、車道に出る歩行者や自転車もあり、路線バスなどの通行に支障を来し、渋滞や接触を引き起こしてきました。

このガードは、なんとか拡幅ができないものかと、地元・北区東田端の皆さまをはじめ、多くの方々が尽力してきました。4745筆もの署名を区に届け、2002年(平成14年)には北区議会が拡幅に関する陳情書を採択し、都やJR東日本に提出しています。しかし事態は、なかなか動きませんでした。なぜかといえば、一つには、東京都・JR・国交省の道路担当部局が、三すくみになっていたからです。そして、もう一つの原因は、工事の技術的な問題です。
「いったい、どこに、何を言ったらよいのか分からない」
「何が一番、大変なのかが、よく分からない」
こうした地元の皆さまのお声を受け、私が衆議院予算委員会で、この問題を取り上げたのは2005年2月25日。私は写真を示しながら拡幅を求め、国土交通大臣が取り組むことを約束したことから、ただちに3月8日には、国土交通省道路局長や都の担当者などの視察が実現。20年以上にわたる積年の課題であった拡幅は、ようやく具体化へ向けて前進が開始されました。
