20121005きみはいい子.jpg大都市近郊の新興住宅地を舞台にして、子どもたちと親、教師が悩みと傷をかかえつつ、ある瞬間、ふっきれる。ほのかな光を見出す。そうした日常的な、しかし各個人にとっては人生の全てをかけた重大、深刻な心を描いた5つの短編集。

人は本質的に善性をもち、生きたい、希望をもちたい。救いが欲しい。「私は悪い子なんだ」「ごめんなさい」という世界から脱して「きみはいい子」と、誰か一人でもいい、思ってくれる人がいれば乗り越えられる。そんなことを学校、子どもたちの繊細な心の襞にふれながら描いている。

昨今の陰湿で残忍な"いじめ"問題。皆、忙しくてイライラして、子どもの純で繊細な心に、時間をとって、ごく普通にふれあうことができなくなっている。人はそれぞれの事情と宿業をかかえて黙しながら生きている。

プロフィール

太田あきひろ

太田あきひろ(昭宏)
昭和20年10月6日、愛知県生まれ。京都大学大学院修士課程修了、元国会担当政治記者、京大時代は相撲部主将。

93年に衆議院議員当選以来、衆議院予算委・商工委・建設委・議院運営委の各理事、教育改革国民会議オブザーバー等を歴任。前公明党代表、前党全国議員団会議議長、元国土交通大臣、元水循環政策担当大臣。

現在、党常任顧問。

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