7日午前、国土交通省として南海トラフ巨大地震(マグニチュード9)を想定した広域防災訓練を行いました。こうした広域訓練は初めてのもので、対策本部長には私がなり、関東から四国に至る国交省の地方整備局、運輸局、そして静岡、愛知、三重などの6県、さらに自衛隊、警察、消防、海上保安庁のご協力・参加をいただく大規模なものです。大きな被害が想定される中部などではヘリや船舶をも加えた訓練です。
何よりも人命救助優先、被災状況の掌握、報告、連携。「災害は現場」「災害対策は実務」であり、各地方整備局の「現場優先の全権指揮」が重要です。またそれゆえに日頃の訓練・備えが大切です。テレビ会議で続々と現場の映像を確認しながら報告、指示を行いました。知見を集積して大地震に備える決意です。