式典での挨拶、そして宮脇先生の情熱あふれる植樹の説明の後、出来上がった防潮堤の陸側に盛土をしたところに、参加者全員で小さな穴を掘り、約7,000本の苗木を植えました。植樹した木は、シイ・タブ・カシなどの照葉樹で、四季を通じて葉っぱが茂り、根が真下に深くしっかりと張っていきます。
私は、「この試みにより、津波等に対して堤防がより粘り強くなるとともに、景観、自然環境にも極めて有効。この日を出発点として、海岸線を緑でつないでいく"緑の防潮堤""命を守る森の防潮堤"をつくりたい。さらには、全国の都市部も含めて"緑の防災・減災"を具体化したい」と挨拶しました。
宮脇先生や井口岩沼市長をはじめとして、「私はまだ85歳。ここに森ができ、その森は9,000年もつ」「国が率先して取り組んで、画期的な日となった」など、喜びの発言が続きました。大事な試みのスタートができました。