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「現在・過去・未来の視点から考える」と副題にあり、1980年代半ばからのプラザ合意以降の円高不況、バブルとバブル景気、バブル崩壊と長期停滞・デフレの始まり、デフレの本格化、デフレと円高の持続とリーマンショックを整理・分析する。また、本書が発刊されたのは昨年4月、アベノミクスのスタートしたあとで、期待をもちつつ、冷静に成功への課題を提起している。

「デフレと円高は、フロー市場とストック市場に作用しつつ、総需要を停滞させることで長期停滞をもたらした」「デフレと円高という貨幣的現象に大きく影響したのは政策のミスだが、金融政策は大した効果をもたらさないという"デフレレジーム"が、政策担当者・メディアをも巻き込んで失敗が失敗の連鎖をもたらした」「三本の矢は"大胆な"金融政策という一本の矢あってのことだ」――。本書は3つのステージ、3つの政策手段、3つの時点という3×3のフレームワークの視点から、これまでの日本経済とアベノミクスを分析し、それぞれについて好循環を生み出すことの必要性を精緻な分析によって説く。

プロフィール

太田あきひろ

太田あきひろ(昭宏)
昭和20年10月6日、愛知県生まれ。京都大学大学院修士課程修了、元国会担当政治記者、京大時代は相撲部主将。

93年に衆議院議員当選以来、衆議院予算委・商工委・建設委・議院運営委の各理事、教育改革国民会議オブザーバー等を歴任。前公明党代表、前党全国議員団会議議長、元国土交通大臣、元水循環政策担当大臣。

現在、党常任顧問。

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