安倍政権365日の激闘.JPG
「景気・経済の再生」「東北の復興」「防災・減災・危機管理」を三本の柱として、とにかく遮二無二走った一年。本当に激闘の一年だった。リスクを負ってもやり抜く政治だったと思う。歳川さんは「挫折を通じて辛酸を舐めた安倍氏はリスクを取る政治家に変身したのは間違いない」「現在の安倍首相は、従前の安倍首相ではない。別人格である」という。

自然現象を想定外とするのは、過去の事象を直視しない(したくない)人間の性もあるが、政治は人が成すものだけに、より変数が多い。それだけに政局観には、多くの変数、キーマンに直接ふれて得る皮膚感覚、動態視力、人間観が不可欠だ。本書はその時々の政局を、そのまま載せている。当たりもはずれも当然あるが、むしろそれだけにどう観たかという視点があらわで面白い。それは「どういう人間か」「どういう人材の布陣か」「どう考えて決断したか」という人間観・人物観をもって"チーム安倍"に迫っているからだと思う。その人物観は世界に及んでいる。

プロフィール

太田あきひろ

太田あきひろ(昭宏)
昭和20年10月6日、愛知県生まれ。京都大学大学院修士課程修了、元国会担当政治記者、京大時代は相撲部主将。

93年に衆議院議員当選以来、衆議院予算委・商工委・建設委・議院運営委の各理事、教育改革国民会議オブザーバー等を歴任。前公明党代表、前党全国議員団会議議長、元国土交通大臣、元水循環政策担当大臣。

現在、党常任顧問。

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