7月22日、大分県別府市に行き、温泉を利用した「湯けむり発電」を視察したほか、県、市町村、各種団体から要請を受けました。また、公明党結党50周年の政経セミナーに参加しました。
別府市は日本有数の温泉のまち。源泉の数は2300か所以上で日本全国の約1割を占め、湧き出る湯量も日本最大。市内のいたるところで湯気が立ちのぼっています。外国のクルーズ船も寄港するなど国内外から年間800万人を超える観光客が訪れ、温泉という地域特有の資源を活かしたまちづくりが進められています。
「湯けむり発電」はその温泉から湧き出る熱水と蒸気をそのまま利用してタービンを回し発電する仕組み。新たに温泉を掘る必要はありません。コンパクトな設備で効率よく発電ができ、発電後のお湯はそのまま温泉に使えます。電気を売れば収入になり、農業ハウスで使えば新しい産業が生まれます。「別府には大いなるポテンシャルがある」――現在は実証実験中ですが、実用化すれば全国のモデルになる取組です。
これからの重要テーマは「地方創生」。地域それぞれの個性を磨き上げ、知恵を出し工夫しながら元気な地方を創り上げていく取り組みをしっかり支援していきます。