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1日、インドのモディ首相と会談しました。インドは人口12億を擁する大国。政治的にも経済的にも大変重要な親日国です。


今回の安倍首相とモディ首相との首脳会談でも、インフラ整備が極めて重要な柱となっています。この日の会談では、私がインフラ、交通、観光、防災、海上保安などを担当するだけに、インフラ整備での協力関係の強化を目指してのものとなりました。モディ首相からは、高速鉄道、地下鉄や貨物鉄道の整備、道路ネットワークの整備、港湾整備や沿岸地域から内陸部へのアクセスの改善、国際空港の整備などに強い意欲が示され、日本のさらなる協力を求められました。


また、観光の双方向の交流拡大についても、突っ込んだ議論を行い、連携を強化していくことで一致しました。そのほか、海上保安分野や防災分野の連携についても、意見交換を行いました。


2国間の関係強化に向け、今後につながる意義のある会談となりました。

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アメリカの鏡・日本.JPG

1948年(昭和23年)発刊されたヘレン・ミアーズ(東洋学研究、ミシガン大学等で日本社会について講義、戦後日本の労働基本法の作成に携わる)の著作。しかし日本ではGHQから翻訳が禁じられた。


あの昭和の戦争――「世界で最も凶暴で貪欲で猛々しい侵略的、拡張的な戦闘的民族という誇張された日本民族像がつくりあげられた」。しかしそれは1853年ペリー来航以来の近代日本であり、それ以前の日本はそうではなかった。日本人は欧米を先生として学んだ(それも真面目に)のであり、やがて日清戦争、日英同盟、日露戦争を経て、小「大国」になり、ついに新たな「略奪的西洋列強」になった。「最初の教育で日本は、人道主義、機会均等、人種の平等なるものは、国際法のルール同様、法的擬制にすぎないことに気付いたのだ。・・・・・・国際関係のルールとは、実は暴力と貪欲を合法化したようなものだ。基本原則の中で大国がきちんと守っているのは唯一、各国の政策立案グループが設定した"国益"だけではないか。日本はそれをしっかり実践していく」とまでいう。
テーマは「昭和の戦争とは何であったか」「あまりにもみじめで悲惨な日本人兵士と日本人」とともに、「日本が西洋列強から何を学んだか」であり、「日本人論」でもある。そして「欧米列強の思惑と戦争に突き進んだ日本」の構造的、心理的分析だ。


歴史観は風化のなかで固定化しがちだ。しかし、その時の生々しい生きざまを常に蘇らせる作業と、視点の高さ、包括性が不可欠だと思う。


防災訓練 国交省0901.JPG   地元防災訓練 0831.JPG

9月1日、防災の日。7時10分にM7.3の首都直下地震が発生したという想定で、首相官邸に総理以下全閣僚が参集して緊急対策本部会議の訓練を行いました。その後9時10分より、国交省の防災センターで全局長が集まる会議を開催。私から政府の訓練の状況を報告し、さらに今は訓練というより広島や礼文島で起こった災害の復旧が重要との観点から、第4回非常災害対策本部を行いました。広島の中国地方整備局と運輸局、北海道開発局とTV会議を行い、土砂撤去や生活再建に向けての取り組み、2次災害防止等について打ち合わせをしました。


昨日は朝9時から、防災・減災をテーマとしたNHKの日曜討論に出演。土砂災害防止法の改正やハード、ソフトの対策について専門家と議論しました。終了後直ちに地元に駆けつけ、滝野川、田端、王子、神谷などの町会連合会や町会の防災訓練に参加しました。例年よりさらに緊迫感のある工夫された訓練になっていました。


異常な豪雨災害が頻発する中、住民の命を守るために全力を挙げます。

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プロフィール

太田あきひろ

太田あきひろ(昭宏)
昭和20年10月6日、愛知県生まれ。京都大学大学院修士課程修了、元国会担当政治記者、京大時代は相撲部主将。

93年に衆議院議員当選以来、衆議院予算委・商工委・建設委・議院運営委の各理事、教育改革国民会議オブザーバー等を歴任。前公明党代表、前党全国議員団会議議長、元国土交通大臣、元水循環政策担当大臣。

現在、党常任顧問。

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