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東京駅が開業からちょうど100年を迎え、19日、記念式典が開催されました。式典にはJR東日本の関係者のほか、姉妹駅のニューヨークのグランドセントラル駅やオランダのアムステルダム中央駅の関係者、アメリカやオランダの臨時代理大使も出席しました。


東京駅は大正3年(1914年)12月20日、政府による首都改造構想の中で誕生しました。当時、乗り入れ路線は東海道本線など3路線のみで、1日127本が発着、1日当たりの乗降客数はわずか約9,600人でした。その後、我が国の鉄道ネットワークの拠点として大きく発展し、経済成長や国民生活を支えてきました。今や東海道・山陽新幹線など発着本数は1日約4千本、乗降客数は約100万人に上ります。来年3月14日には北陸新幹線が開業するほか、常磐線、高崎線などの乗り入れが開始します。羽田空港と直結する新線整備の議論も進むなど交通ネットワークの拠点としての機能が一層強化されます。


また、我が国近代建築の祖である辰野金吾博士の設計による赤レンガの駅舎は、貴重な文化財としてだけではなく、観光施設としても多くの人々を惹きつけています。さらに、エキナカなど充実したショッピング・レストランエリア、宿泊機能など鉄道利用者以外にも多くの人が集う商業施設としても機能しており、日本有数のビジネス街である丸の内、大手町、日本橋、八重洲の形成・発展にも大きく貢献してきました。
  

東京は2020年のオリンピック・パラリンピックの開催や訪日外国人の増加、国際競争力強化を目指したインフラの整備など、大きな変革の時期にあります。その中で東京駅は交通、観光、都市機能強化など様々な分野で大変大きな役割を担うものと期待されています。式典で私は、「東京駅の歴史は近代日本の歴史そのもの。次なる100年に向かって歴史を刻み、より多くの人々に愛される存在となることを祈念いたします」と祝辞を述べました。

プロフィール

太田あきひろ

太田あきひろ(昭宏)
昭和20年10月6日、愛知県生まれ。京都大学大学院修士課程修了、元国会担当政治記者、京大時代は相撲部主将。

93年に衆議院議員当選以来、衆議院予算委・商工委・建設委・議院運営委の各理事、教育改革国民会議オブザーバー等を歴任。前公明党代表、前党全国議員団会議議長、元国土交通大臣、元水循環政策担当大臣。

現在、党常任顧問。

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