「異例の大雪に対処するために常設の対策本部を」――。12月9日、これまであまり雪が降らなかった四国で大雪となって車の立ち往生や孤立集落が多数発生したことを受け、私を本部長とする「異例の降雪に対する対策本部」を立ち上げました。そして17日から18日にかけて全国的に大雪や強風となり、特に北海道で猛吹雪や高潮で被害が発生するなか、昨日18日に第2回目の会議を行いました。
この対策本部は、この冬の異例の大雪に対して万全の対策をとるために常設としたもので、その焦点は二つ。
一つは、今年2月の関東甲信越や今回の四国のように、ふだん雪があまり降らない地方で大雪が降ると、経験や備えがないため被害が大きくなることに対処するもの。
そしてもう一つは、豪雪地帯でもこれまでとはレベルの違う大雪になっていることを受け、レベルアップした対策が必要だということです。
この二つの備えを強化するために、対策本部では雪が降る前から体制を整えて、早め早めの対応をとる方針を決定しました。具体的には、除雪機械の備えや事前の防災行動を時系列で整理したタイムラインを初めて導入。地方公共団体や交通事業者とも連携しながら情報提供や除雪体制の強化を図っていきます。
この冬の異例の大雪に全力で対処します。