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「新時代の社会資本整備の指針」と副題にある。冒頭には、私と冨山和彦さんの対談「見落とされてきた日本経済のエンジン」がのっている。社会資本の意義を、原点に立ち返って、経済理論から、歴史や効果から、本格的に論じている。


脆弱国土日本――大地震や台風・豪雨に加えて、インフラの老朽化が今後進んでいく。人口減少、高齢化、世界的な都市間競争が激化するうえに、エネルギー制約やICTの加速化がある。そのなかで国土と大都市・地方都市、そして国民生活をどう守り、どう創るか。国全体では財政健全化も重要。課題先進国日本のなかで、社会資本整備のあり方をどう考えるかだ。


昨今の首都高中央環状線の開通や圏央道、東九州自動車道、中国横断自動車道などの整備や開通、北陸新幹線の開業、首都圏外郭放水路の減災効果など、インフラ本来の「ストック効果」が目に見えるようになっている。経済理論、歴史、現状の情報やデータを示しつつ、フロー効果に偏らない社会資本の果たしている本来の役割「ストック効果」を提示している。

プロフィール

太田あきひろ

太田あきひろ(昭宏)
昭和20年10月6日、愛知県生まれ。京都大学大学院修士課程修了、元国会担当政治記者、京大時代は相撲部主将。

93年に衆議院議員当選以来、衆議院予算委・商工委・建設委・議院運営委の各理事、教育改革国民会議オブザーバー等を歴任。前公明党代表、前党全国議員団会議議長、元国土交通大臣、元水循環政策担当大臣。

現在、党常任顧問。

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