9月12日、鬼怒川の氾濫により大規模な浸水被害を受けた茨城県常総市の被災現場に行きました。私は10日未明からこの災害に対応し続けていますが、今回は現場で直接、浸水や堤防の決壊箇所など被害状況や対応状況の確認、避難所でのお見舞いを行いました。
国土交通省では今、海上保安庁による救命・救助、決壊した堤防の復旧と、浸水箇所の排水を最優先に全力で対応しています。
堤防が大きくえぐられた決壊箇所では、11日から根固めブロックの投入作業を開始しており、1週間程度で仮堤防を作り、締め切りを完成させます。また排水作業は全国からポンプ車を34台投入。1日でも早く完了できるよう24時間体制で作業を急いでいます。
避難所となっている小学校の体育館では、「浄水場が被災して水道が出ないので、水が引いても汚れた家を洗えない」「体育館が蒸し暑くて、夜も汗をかいて眠れない」「携帯電話が通じづらく、市の災害対応にも支障が出ている」など切実な声を聞きました。早速、対応するよう関係方面に手を打ちました。
救命・救助、復旧に向けて全力で取り組みます。