イスラム国よ 鎌田實.jpg
 「『イスラム国』よ、と心の中で呼びかけながら、この本を書き始めました」と書いてある。しかし、同時に「こちら側」にも呼びかけている。それは「侵略、戦争、貧困、格差、世界の構造が"イスラム国"的なものを生み出しやすくした」「暴力に対し暴力で制圧しようとしてきたことで、ますます非道な暴力が燃え広がり出している」「戦争は死者を生み、貧困を生み、そして貧困が憎しみと戦争を生む」「貧困を減らし、戦争をしないことが大事」「非暴力、人道支援という手段でいきたい」「非道な暴力に対抗するには"力"と"愛"、このふたつのバランスが必要だ。・・・・・・"力"よりも何十倍も大きな"愛"の手を差し伸べることが大切だ」・・・・・・。そして「聴診器でテロとたたかう」「一番大切なのは非軍事支援」という。


イラク戦争の停戦直後、イラクへ入って感じたことは「民生の安定が平和の礎」「早く生活を取り戻せるような支援を」ということ、そして鎌田さんの「力と愛のバランス」ということだ。

プロフィール

太田あきひろ

太田あきひろ(昭宏)
昭和20年10月6日、愛知県生まれ。京都大学大学院修士課程修了、元国会担当政治記者、京大時代は相撲部主将。

93年に衆議院議員当選以来、衆議院予算委・商工委・建設委・議院運営委の各理事、教育改革国民会議オブザーバー等を歴任。前公明党代表、前党全国議員団会議議長、元国土交通大臣、元水循環政策担当大臣。

現在、党常任顧問。

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