「バカ力を身につけて、人生をもっとラクに生きましょう」ということ。完璧をめざさない強さ。楽しく生きる力。ストレスフルな毎日を、ユーモラスな毎日に変える力のこと。バカ力を存分に発揮しているとして、鈴木奈々がたびたび登場する。
心理学の「ピグマリオン効果」「プラセボ(偽薬)効果」「ミラーリング効果」「宣言効果」「ゲインロス効果」「ジェームズランゲ説」などを使い"バカ力"を語る。「臨床心理士とは"人を変える"のではなく、いかにクライアントの心に寄り添えるかだ」と述べる。
「おバカは裏表がない――そんな器用なことはできないから」「おバカは褒め言葉を全力で受け止める――本音と建前がわからないから」「おバカの周りには自然と人が集まってくる――癒されるから」「おバカは変なプライドがない――プライドをもつきっかけがなかったから」「おバカは人とすぐ仲良くなれる――警戒心がないから」「おバカは争わない――どうせ負けるから」「おバカは疲れない――好きなことしかやらないから」「おバカは根拠のない自信がある――自分の人生を生きているから」・・・・・・。
「おバカはありがとうを多用する。"すみません"ではなく"ありがとう"を」。「プラスマイナスの言い換えリスト」の「わがまま→マイペース、ぶれない」「変わっている→個性派」「細かい→几帳面、よく気がつく」なども面白い。