指揮官の条件.jpg海上自衛隊元横須賀地方統監。2011年の東日本大震災において海上自衛隊災害派遣部隊(海災部隊)の指揮を執った。防衛大学校、海上自衛隊の現場のなかで、体に刻まれた指揮官のあるべき姿・資質、連綿と受け継がれている精神を描いている。

「きちんと任務を遂行する。かっちり仕事をするのは誠実で使命感のある人だ」「指揮官の役割は部隊が持つ潜在的なエネルギー(人や装備の総合力)を最大限に引き出して組織として力を発揮することだ」「指揮官は、富士の裾野に咲く、一輪の花や雑草の心が理解されなければいけない」「上から目線ではなく、常に鳥瞰を忘れてはいけない」「優しいだけでは部下は育たない」「マニュアル人間やマニュアル組織を作らない。応用動作ができる人、応用に強い人。それには基本に忠実であることが、応用動作への最短距離である」「指揮官の心得――誰よりも耐え、誰よりも忍び、誰よりも努力し、誰よりも心を砕き、誰よりも求めない」――。その通りだ。

プロフィール

太田あきひろ

太田あきひろ(昭宏)
昭和20年10月6日、愛知県生まれ。京都大学大学院修士課程修了、元国会担当政治記者、京大時代は相撲部主将。

93年に衆議院議員当選以来、衆議院予算委・商工委・建設委・議院運営委の各理事、教育改革国民会議オブザーバー等を歴任。前公明党代表、前党全国議員団会議議長、元国土交通大臣、元水循環政策担当大臣。

現在、党常任顧問。

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