人声天語2.jpgオンリー・イエスタデイ 2009-2015。政権交代の2009年から昨年までの6年間、坪内さんの「文藝春秋」連載コラムを集めたもの。「中川昭一財務・金融大臣の記者会見事件」「鳩山・菅らの団塊の世代内閣誕生」「3・11と石原慎太郎の『天罰』発言」「浅草から映画館が消える時」「テレビのワイドショーはますますひどくなってゆく」「井の頭線には何の罪もないのに」「私もまた『あまちゃん』にはまっている」「2020年の東京オリンピックに私が反対する理由」「私の住む町からCDショップが消えた」「ポール・マッカートニーのコンサートは素晴らしかった」「常盤(新平)さんも山口(昌男)さんもいない新たな年」「増税と『笑っていいとも!』の終了が重なった春」「名画座はもはや滅び行く空間なのだろうか」「かつての予備校――代ゼミや駿台はまるで旧制高校のような場所だった」「マイフェーバリット"健さん"はどの作品だろう」「国立西洋美術館は気持ち悪い」・・・・・・。心に残る多くの方が次々とこの世を去っていく。生活に最も近い文化・芸術・芸能・音楽・映画・テレビなどがどんどん動いていく。大相撲の話題がとても多く取り上げられている。その時の白鵬、その時の魁皇、その時の稀勢の里、優勝した旭天鵬、そして雅山、北の湖、遠藤・・・・・・。くっきりと思い出す。

時代と社会と人間性の変容、とくに「東京」社会の心象風景が浮き彫りにされる。

プロフィール

太田あきひろ

太田あきひろ(昭宏)
昭和20年10月6日、愛知県生まれ。京都大学大学院修士課程修了、元国会担当政治記者、京大時代は相撲部主将。

93年に衆議院議員当選以来、衆議院予算委・商工委・建設委・議院運営委の各理事、教育改革国民会議オブザーバー等を歴任。前公明党代表、前党全国議員団会議議長、元国土交通大臣、元水循環政策担当大臣。

現在、党常任顧問。

太田あきひろホームページへ

カテゴリ一覧

最新記事一覧

月別アーカイブ

上へ