晩秋の陰画.jpg「掛け値なしの面白さ 著者初の現代ミステリー」と帯にあるが、ミステリーというよりも蓄積された心の奥がにじみ出る4篇の小説。

尊敬する高名なグラフィック・デザイナーの叔父から、死後に日記が届く。その意味するものを探る「晩秋の陰画」。飛行機恐怖症の男が、人の余命日数が見えてしまう特殊能力をもつようになり、その結末を描く「秒読み」。アラン・ドロン、リノ・バンチュラの「冒険者たち」に魅せられた人たちを描く「冒険者たち」。そして音楽評論、オーディオ評論、音にかけた男たちの人生の終章「内なる響き」。

これまで抱いてきた山本一力さんの世界が一変し、フランスへ、アメリカへ、音へ、ハーレーへ、深層心理へと時空を乱反射する。

プロフィール

太田あきひろ

太田あきひろ(昭宏)
昭和20年10月6日、愛知県生まれ。京都大学大学院修士課程修了、元国会担当政治記者、京大時代は相撲部主将。

93年に衆議院議員当選以来、衆議院予算委・商工委・建設委・議院運営委の各理事、教育改革国民会議オブザーバー等を歴任。前公明党代表、前党全国議員団会議議長、元国土交通大臣、元水循環政策担当大臣。

現在、党常任顧問。

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