副題は「バルカンルートを行く」だ。欧州各国に押し寄せる大勢の「難民」。内戦が続くシリア、依然として政情が定まらないアフガンやイラク。大勢の難民が、トルコ、ギリシャからマケドニア、セルビア、クロアチア、スロベニアと旧ユーゴスラビアを縦断、オーストリアを経て、ドイツをめざす。ハンガリーが越境防止フェンスでセルビア国境を封鎖(2015.9.14)、クロアチアとの国境でもフェンスで封鎖(2015.10.17)、人道危機を食い止めようという理念はあっても、欧州各国は圧倒的な人波を抱え込めない現実に直面している。その生々しい実情を、坂口記者がドイツをめざすアフガン人一家に寄り添って同行した渾身のルポ。
押し寄せる難民・移民、苦悩する欧州――ともに必死。かつこれは世界に広がる深刻な課題として進行中のものだ。あの穏やかで温かい坂口記者が、なんと厳しく激しい排戦ルポを断行したかと思うとともに、「あとがき」を読んで胸が詰まった。どんな思いで・・・・・・。
本日12月1日、朝5時から中央環状線内回りの中野長者橋付近の渋滞解消対策として「エスコートライト」の運用が始まりました。これは、11月7日に首都高速の渋滞解消・老朽化対策を視察した際に、首都高側と打ち合わせしたことです。
「エスコートライト」は、車が上り勾配で速度が落ちるのを防ぐための渋滞対策装置。2015年3月に中央環状線が全線開通し、都心環状線の渋滞は50%解消されました。しかし、中央環状線の交通量が増加し、朝夕、中央環状線内回りの中野長者橋付近で慢性的に渋滞が発生しています。この渋滞は、車が上り坂にさしかかった時に速度低下することが原因です。この速度低下を防ぐ対策として、路側に設置したライトの光を進行方向へ流れるように点灯させ、速度を維持させようというものです。実際に、3号渋谷線下り池尻付近に設置した「エスコートライト」によって、最大通過台数が約3%向上し、効果が出ています。
さらに渋滞解消に工夫をし、進めていきます。