ブラック奨学金.jpg奨学金が徐々に拡充し、給付型奨学金もスタートした。日本学生支援機構(JASSO)は、2016年度は132万人に対して1兆944億円が貸し出し、大学生の2.6人に1人(38.5%)が奨学金を利用している。しかし、一方で「奨学金でローン地獄に突き落とされる若者たち」の現実の問題もある。現状と問題点を世界の高等教育も見つつ、現場から提起している。

「奨学金返済の実態(非正規からブラック企業へ)(親族の借金が突然降りかかる)」「過酷な取り立ての実態」「"延滞金地獄"のパターン分析」「世界に逆行する日本の教育費政策」等々を解説する。仕組み自体をしっかり理解することから始まり、雇用・労働環境の大変化、「返せなくなったときの対処法」など、詳述する。

最も重要なのは、卒業後にブラック企業などではなく、返済できる雇用を得ること。若者の雇用問題こそ、きわめて重要だ。

プロフィール

太田あきひろ

太田あきひろ(昭宏)
昭和20年10月6日、愛知県生まれ。京都大学大学院修士課程修了、元国会担当政治記者、京大時代は相撲部主将。

93年に衆議院議員当選以来、衆議院予算委・商工委・建設委・議院運営委の各理事、教育改革国民会議オブザーバー等を歴任。前公明党代表、前党全国議員団会議議長、元国土交通大臣、元水循環政策担当大臣。

現在、党常任顧問。

太田あきひろホームページへ

カテゴリ一覧

最新記事一覧

月別アーカイブ

上へ