ゆかいな認知症.png副題は「介護を『快護』に変える人」。奥野さんが、全国を歩いて、認知症になった人、若年認知症の人の「なった時の衝撃」「引きこもった時」「そして今、突き抜けて活躍していること」等、その思いや本音を聞いた生々しい本。たしかに「認知症」と聞くと、理解不能、困ってしまってどうしようもないと思いがちだが、間違い。誤解のうえに成り立った介護は、介護する方にも当事者にも苦痛を与える。

「認知症になったらおしまいではない。自分でできることと、できない事がある。できないことがあるのは不安だが、できないことのなかにも少しはできるものがある」「アルツハイマー型認知症とレビー小体型認知症は違うし、現われる障がいは人によってさまざま違う。当事者が何に困っているかを知ることが、介護する家族にとって大切」「怒られることが嫌。一寸した言い方の違いで不安を抱えた当事者は怒られていると感じてしまう。失敗しても家族に怒られない環境が絶対必要」「認知症をオープンにするまでの葛藤は大きいが、カミングアウト、打ち明けると助けてもらうようになる。そこで人のやさしさを知る。楽しくなる」「隠れないで同僚にオープンにすると、社内の雰囲気はがらりと変わる」「地域に出来つつある施設や支援の集まりに参加すると、変化が生ずる」「当事者も働けるユニークな事業所」・・・・・・。

認知症は、現時点では残念ながら進行を遅らせることしかできない。しかし告知されたら人生が遮断されるのではない。「病を受けとめ、共に歩むこと」「心の状態をハッピーに保ちながら、楽しいと感じることを行うこと」「活動できる場所を多くもち、忘れることを恐れずに」――そこを周りも家族も。

プロフィール

太田あきひろ

太田あきひろ(昭宏)
昭和20年10月6日、愛知県生まれ。京都大学大学院修士課程修了、元国会担当政治記者、京大時代は相撲部主将。

93年に衆議院議員当選以来、衆議院予算委・商工委・建設委・議院運営委の各理事、教育改革国民会議オブザーバー等を歴任、公明党前代表。前国土交通大臣、前水循環担当大臣。

現在、衆議院議員、党全国議員団会議議長、東京第12総支部長、首都直下地震対策本部総合本部長、現代中国研究会顧問など。

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