世界のニュースを日本人は何も知らない  谷本真由美著.jpg「日本のメディアが非常に閉鎖的」「そもそも日本人は海外のニュースに興味を持っていない」――。だから、世界の変化にも、日本が世界からどのように評価(酷評)されているかも、日本人は知らない。ネットではノイズが多すぎる。正しい情報、信頼性の高い情報へ能動的にアクセスすることが大切だという。「移民・難民」「格差の増大」は世界の構造を大きく変化させているが、現場の最前線の変化を紹介し、日本人のもつ"先入観"を打ち破ろうとしている。かなり現実的に、大胆に、率直に、"乱暴"ともいえるほどの表現で剔抉し語る。

「日本のメディアのトップニュースに外国人は驚いている」「アフリカのメディアを買収する中国」「アメリカは映画を通してソフトパワーを駆使(ハリウッド)(韓国も)」「所得格差が激しくなる一方のアメリカ(貧困層の拡大)」「移民に対して意見が欧州で二極化(揺れるスウェーデン)(受け入れ増のカナダ)」「国連は町内会のよう。国連のお仕事は無謀国家への"ガン付け"」「EUは修羅場の町内会」「難民騒ぎで崩壊寸前! 無責任過ぎるドイツにサヨナラ」「日本は治安も格差も医療も住宅も恐ろしく恵まれている国」「国を豊かにするには『高学歴移民』」「イスラムとイギリス・欧州」「ゴーン氏の汚職事件は新興国の感覚では甘すぎる」「ビジネスでも政治でも意思決定を左右するようになった『感情の動き』(エモクラシー)」「世界の富裕層は複数の国籍を入手する」「何が人間を幸福にするか――自分の能力を最大限発揮できて、自分の行動や人生を自分で選択できること」・・・・・・。

「世界の国民性――アメリカの信仰心、アメリカでのアジア人の高収入、欧州の読み書きの劣化、日本の教育の良さ、イギリス人の借金生活、イタリア人のお風呂嫌い」・・・・・・。

信用できる情報へのアクセス、クリティカルシンキングを身につけよ、という。

プロフィール

太田あきひろ

太田あきひろ(昭宏)
昭和20年10月6日、愛知県生まれ。京都大学大学院修士課程修了、元国会担当政治記者、京大時代は相撲部主将。

93年に衆議院議員当選以来、衆議院予算委・商工委・建設委・議院運営委の各理事、教育改革国民会議オブザーバー等を歴任。前公明党代表、前党全国議員団会議議長、元国土交通大臣、元水循環政策担当大臣。

現在、党常任顧問。

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