80sai.jpg80歳、体力も気力も70代とは全く違う。80歳以上と70代までとは健康戦略を変える必要がある。「80歳の壁」は高く厚いが、壁を越える方法、それは「嫌なことを我慢せず、好きなことだけすること」という。

平均寿命は、男性が81.64歳、女性が87.74歳。健康寿命は男性が72.68歳、女性が75.38歳。「死亡数」を見ると、最も多くの人が亡くなった年齢は、男性が85歳、女性が90歳だ。80歳からの人生で大事な事は「老いを受け入れ、できることを大事にする」といい、80歳を超えた人は「幸齢者」と呼ぼうという。「80歳を過ぎたらほとんどの人の体にがんが見つかる。認知症も必ずやって来る。歳をとると誰にでも起こる症状であるが故に、我慢をしないことが大事である。我慢や無理はしなくてもいいし、してはいけないことだ」「三つの我慢や無理を止めること。薬の我慢(薬は必要最小限に、飲み過ぎは毒) (薬が不調があるときに飲む) 食事の我慢(食べたいものは食べる。体が求めているかも)興味あることへの我慢(どんどん歳と思わずやりなさい。男性ホルモンも元気の源。したいことをして脳も体も元気に。脳の前頭葉を刺激する、したいことをすると脳は喜び若返る)」――。

「血圧、血糖値、コレステロール値は下げなくて良い」「過度の運動は体内で活性酸素を作りすぎ、体を酸化させる。散歩ぐらいがいい」「高齢者に多いうつ症状、心と体を動かすことが予防になる」「生きがいは求めない。楽しんで気楽に過ごしていくのが80歳の壁の乗り越え方」「孤独も誰にも気兼ねせず楽しめるからいい」「ボケたら何もわからなくなる、と思いがちだが記憶は苦手でも判断はできる(だから詐欺にあいやすい)。認知症になっても生きる力と知恵は最後まで残る」「認知症は脳の老化。記憶を司る海馬も縮むが、感情や行動の司令塔である前頭葉も萎縮する。だから脳を使って刺激すればいい」・・・・・・。

最後に「高い壁を低くするヒント・50音カルタ」がある。

プロフィール

太田あきひろ

太田あきひろ(昭宏)
昭和20年10月6日、愛知県生まれ。京都大学大学院修士課程修了、元国会担当政治記者、京大時代は相撲部主将。

93年に衆議院議員当選以来、衆議院予算委・商工委・建設委・議院運営委の各理事、教育改革国民会議オブザーバー等を歴任。前公明党代表、前党全国議員団会議議長、元国土交通大臣、元水循環政策担当大臣。

現在、党常任顧問。

太田あきひろホームページへ

カテゴリ一覧

最新記事一覧

月別アーカイブ

上へ