怪物の木こり.jpg「このミステリーがすごい!」大賞の大賞受賞作。他人に対する共感性や死への恐怖心が欠如し、人を殺しても何の罪悪感も持たないサイコパスの辣腕弁護士・二宮彰。ある日突然、"怪物マスク"を被った男に「お前ら怪物は死ぬべきだからだ」と、斧で襲撃される。「あいつは必ず俺の手で殺してやる」と二宮は誓い、"怪物マスク"を追う。

その一方で、被害者の頭を叩き割って脳を持ち去るという猟奇的連続殺人事件が起きる。被害者はどうも児童養護施設出身者、しかも施設の前に置き去りにされた捨て子であり、脳チップを埋め込まれたらしい。その発端は26年前の東間夫婦によって起こされた15体の遺体と4人の幼児が保護された「静岡児童連続誘拐殺人事件」に起因することが判明していく。

「木こり」と「怪物」。「正常」と「異常」。脳チップをめぐっての本当の自分はどっちだ。自分は「怪物」なのか、「木こり」なのか。凄まじい迫力ある展開に身体ごと持っていかれる。

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プロフィール

太田あきひろ

太田あきひろ(昭宏)
昭和20年10月6日、愛知県生まれ。京都大学大学院修士課程修了、元国会担当政治記者、京大時代は相撲部主将。

93年に衆議院議員当選以来、衆議院予算委・商工委・建設委・議院運営委の各理事、教育改革国民会議オブザーバー等を歴任。前公明党代表、前党全国議員団会議議長、元国土交通大臣、元水循環政策担当大臣。

現在、党常任顧問。

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