体制とやり方を継続し、部分の対応をしている限り、日本は沈む。復興が「戦後日本」の再現であってはならない。豊かな省エネ社会、地域主権型の多極的特色
をもつ国の形(文化都市、道州制へのスタート)、70歳まで働ける好老文化、「嫌々開国」ではない「好き好き開国」――この4つを指標とせよ。電力供給、
産業構造、農・工・知価産業の連携、官僚主導からの脱却などを、岩田一政さん、圓尾雅則さん、柳川範之さん、大滝精一さん、宋文洲さん等、専門家との緊急
対談のなかで、堺屋さんは意欲的に言う。
太田あきひろです。
暑い一日(17日)でした。「言うまいと 思えど 今日の暑さかな」――ついつい「暑い・・・」と言ってしまう猛烈な一日でした。
そんななか、地元では午前中から学校を使っての「サマーフェスティバル」「創立記念バザー」や「自治会や団地の夏祭り【写真】」などが数多く行なわれ、動き回りました。暑いなか、子どもを元気に、地域を元気に、そして東北を元気にと、猛暑のなか、諸行事を行なって下さっている地域の方々に心より感謝いたします。
頑張ります。
「新しい日本」を創ろう。変わらぬ産業構造、長引くデフレ、人口減少もあって、ただでさえ衰退が懸念される日本が、東日本大震災によって致命的打撃を受
け、トドメを刺されてはならない。これまでの延長線上の復旧では衰退は必至。岐路だ。新しい日本を創る契機にしよう。東北を「太陽経済」都市圏にしよう、
再生エネルギーにシフトしよう。自然と共生する太陽経済国家・世界に開かれた活力ある経済にしよう。高齢化が進もうと、人口減少となろうが、日本に魅力が
あれば資金・人材・技術・経営力は集まってくる。島田晴雄さんは、そういいつつ、日本経済はデフレ、人口減少、農業・医療・教育・行政・原発事故と「かな
りの重病」。それゆえに、たんなる理想論やスローガンではなく、実行過程を明示することが大切だという。今の震災の分析、経済の分析、エネルギーの分析を
しつつ、現場を歩いた現場感覚・皮膚感覚から「今やるべきこと」を具体的に提示する。しかも、大前研一氏、平井憲夫氏、飯田哲也氏、山崎養世氏らの主張も
イデオロギーにとらわれず引用している。今の証言と緊急提言の書。
公務員は"身分保障"で守られている。省益を求める。内向きの論理で国民の為に働くシステムでない。公務員制度改革をやらないと、この国難・日本は新しい
スタートができない。改革を進めると思われた民主党政権では逆走している。政治家も公務員も、国家・国民の為に死にもの狂いで働かないと未来はない。経産
省の現役・古賀茂明さんはそう言い、とくにこの10数年、自らかかわってきた問題についてその考えと行動を明らかにしている。改革断行には強い意志ととも
に揺るがぬ行動理念が必要だが、あわせて痛みは常に弱者に来るゆえに弱者への配慮が大切。善悪の二元論を越えた如実知見が大事だと私は思っている
太田あきひろです。
昨日7日、福島県白河市(震災で延期された市議選が行われている)、宮城県仙台市を訪れ、現地の実情をさまざま聴いてきました。「放射能汚染が不安。とくに子どもが心配。学校では校庭など外に出るのは2時間に限られている。プールもこの夏はムリ」「農産物は売れなくて困っている」「仕事がない」「政府はゴチャゴチャしているだけで何もやらない。遅すぎる。被災地の気持ちが全くわかってない。国会議員はこちらにしばらく住んでみたらどうか」――などと、福島の人たちの声。仙台でも「ガレキの処理が進まない」「こういう時になると、リーダーがいかに大事か。本当に思い知る」など、毎日、毎日続く政府のゴタゴタにうんざりの状況。「遅い、にぶい、心がない」という菅民主党政権のひどさはあきれるほどですが、復旧・復興のために、本当にやらねばならぬことをやり抜かねばなりません。現場に行けば優先順位がわかる。現場の苦境打開に頑張ります。