観光立国 0612.JPG11日朝、首相官邸において、第2回「観光立国推進閣僚会議」が開催され、「アクションプラン」が取りまとめられました。観光は私の所管です。

我が国には、素晴らしい自然、文化、歴史、料理など、世界の人々に自信をもって勧められる観光資源があります。これを活かし、史上初めて訪日外国人旅行者数1,000万人を達成し、さらには、2,000万人の高みを目指す意欲的な取り組みです。

具体的には、
①日本ブランドをつくり、発信強化
②ビザ要件の緩和等による訪日旅行を推進
③観光地における多言語対応の強化など、外国人旅行者の受け入れの改善
④国際会議(MICE)の誘致体制の構築
などが柱です。

注目のビザ要件の緩和については、タイ及びマレーシアのビザの免除、ベトナム及びフィリピンの数次ビザ化、インドネシアの数次ビザの滞在期間延長を実施することになりました。画期的な内容だと思います。大事なのは実行です。

「クールジャパン戦略」と合わせて、観光立国の実現を目指して頑張ります。


64.jpgわずか数日しかない昭和64年の初頭に起きたD県警史上最悪の翔子ちゃん誘拐殺人事件。刑事部と警務部との抗争、警察発表をめぐるマスコミとの確執、本庁と県警――こうした幾つもの狭間で悩み、駆け回る刑事あがりで今は広報官の主人公・三上義信の煩悶と意地の闘いが描かれる。そうした抗争の陰で、ただ犯人を黙々と追い、そしてたどりつく翔子ちゃんの父・雨宮芳男。

「半落ち」「臨場」「震度0」などの横山秀夫さんの力作だ。


マタニティーマーク② 0608.JPG「もっともっと鉄道にも、車両にも、そして公共交通にマタニティマークを」――。私はそう思い、動いてきましたが、7日午後、東京駅前で、JR東日本など12の鉄道事業者が集まり、鉄道事業におけるマタニティマークの普及促進セレモニーが行われました。これは、「マタニティマークを付けていても、電車の優先席をなかなか譲ってもらえない」という声が鉄道事業者に寄せられているため、さらなる普及促進を目的としたものです。

昨日のこのイベントには、全国でバラバラだったマークを7年前に統一するのに尽力した松あきら参議院議員と、マークの普及アンバサダーに任命された女優の伊藤裕子さんも出席してくれました。

このマタニティマークの普及については、4月7日に常磐自動車道の守谷サービスエリアで、駐車スペースにマタニティマークを設置する会合が開かれ、私も出席しましたが、それを機に、4月、5月の2か月間で全国806カ所全ての高速道路のサービスエリアでマークの設置が完了しました。

妊婦さんが電車を利用する際、お腹のまだ小さい妊娠初期も、お腹が大きくなった妊娠後期も、体への負担を軽減するためには席に座るのが、妊婦さんにも赤ちゃんにも安心につながります。

この日、一児の母親でもある伊藤裕子さんからは、「まだお腹の小さい妊娠初期に、席を譲ってほしいとなかなか言いづらかったので、マークを付けて気持ちよく席を譲ってもらって助かった」という経験をお話しいただきました。

社会全体で妊婦さんと赤ちゃんを支え、愛情を持って見守っていく、そのための意識づくりの取り組みを、絶えず進めていきたいと思います。


奇跡のリンゴ.JPG「奇跡のリンゴ」「比類なき美味しいリンゴ」「腐らないリンゴ」を農薬も肥料も使わないでつくり上げたリンゴ農家・木村秋則さんの物語。

「悲観主義は感情のものであり、楽観主義は意志のものである」――。仏の哲学者アランの「幸福について」の言葉だ。本書を読んで感ずるのは、陽気、執念、夢、生命力、愛情、苦闘、狂気、自然、生態系......。不可能を可能にした木村さんは、「私じゃない、リンゴの木が頑張ったんだよ」「自然の中には、害虫も益虫もない。土、水、空気、太陽の光に風。岩木山で学んだのは、自然というものの驚くべき複雑さだった」と言う。奇跡のリンゴは、文明の対極、人為を意志をもって捨て去った生命哲学の果実、人生哲学の果実だ。


「地域の守りは、我々の手で」――2日、王子消防団、西新井消防団の消防操法大会がそれぞれ行われ、日頃の訓練の成果を示しました。「首都直下地震、南海トラフ等の大地震の切迫が懸念され、梅雨に入って水害への備えが必要となっている今、日頃からの消防団の御尽力に感謝します」と挨拶をしました。
つれづれHP0603.JPG1日の土曜日は、晴天に恵まれ、小学校の運動会が北区、足立区で多く開催されました。元気な生徒さんを撮るカメラの放列。すごいものでした。たくさん懇談ができました。


プロフィール

太田あきひろ

太田あきひろ(昭宏)
昭和20年10月6日、愛知県生まれ。京都大学大学院修士課程修了、元国会担当政治記者、京大時代は相撲部主将。

93年に衆議院議員当選以来、衆議院予算委・商工委・建設委・議院運営委の各理事、教育改革国民会議オブザーバー等を歴任。前公明党代表、前党全国議員団会議議長、元国土交通大臣、元水循環政策担当大臣。

現在、党常任顧問。

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