街頭で演説していると、ベビーカーを押す若いお母さんによく出会います。またお父さんがベビーカーを押しているご夫婦も見かけます。
私が「ベビーカーのマークは以前はバラバラでしたが、今年3月に統一しました。これからも一層普及させるために努力します」と言うと、「以前は満員の電車やバスにベビーカーで乗ると怒鳴られたことがありますが、マークのおかげで理解が広がりました」「ベビーカーが邪魔者扱いされなくなって助かっています」という声が返ってきます。
このマークは、それまではスカート姿の女性がベビーカーを押すデザインが多かったのですが、男性もベビーカーを押すことを考え、男性にも女性にも見られるようにズボン姿のデザインにしたのが大きな特徴です。
私は国交大臣に就任以来、ベビーカーマークの統一のほかにも、高速道路のサービスエリアや鉄道、バスなど公共交通でマタニティーマークの普及も進めました。妊婦さんからは「妊婦であることが分からない妊娠初期でも、マークのおかげで気持ちよく席を譲ってもらえるので助かります」「妊婦は足下が見づらいので、少しの段差でも危ない。周りから気を遣ってもらって助かります」という声を何度も聞きました。
このような取り組みによって、社会全体で妊婦さんや子育て中のご夫婦、赤ちゃんを支え、温かく愛情をもって見守っていくという「心のバリアフリー」を広げていくことが大事だと思います。
バリアフリーのまちづくりと「心のバリアフリー」を進め、子育てしやすい温かい社会をつくるため、これからも取り組んでいきます。
詳しくは、ピックアップレポートをご覧ください。
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