「スポーツランドみやざき」を築こう――10月6日、宮崎県の要請を受け、宮崎市のスポーツ施設や総合運動公園等を視察しました。宮崎県は、2020年の東京オリンピックに向けて、スポーツ立県・宮崎を大きなテーマとして掲げています。視察のほか、宮崎県経済団体協議会主催の会合に出席し「社会資本整備のストック効果と地方創生~スポーツランドみやざきの位置づけ」のテーマで講演を行いました。この視察には、河野哲也県議、新見昌安県議、重松幸次郎県議が同行しました。
宮崎県は、トップアスリートの競技力向上のために、屋外型ナショナルトレーニングセンターの整備・誘致を目指しており、私が今回訪れた「フェニックス・シーガイア・リゾート」は、その一大拠点になる所です。ここはすでに、ゴルフやトライアスロンなどの強化拠点施設になっていて、サーフィンの強化拠点としても有力です。
また宮崎県はとくに、プロ野球やJリーグ、ラグビーや陸上などのキャンプの受け入れ実績が豊富にあると同時に、すでに専用の施設があります。このメリットと経験を生かして、知事を筆頭に、市町村、経済界などが一体となって、スポーツ立県・宮崎を作り上げていこう、という熱意を感じました。
安倍内閣の「日本再興戦略」では、10本の成長戦略の柱の一つとして「スポーツの成長産業化」をあげており、私も強く進めています。全国の各県・市が「スポーツ立県(市)」をめざして手を上げるようになってきました。観光に続いて、スポーツ産業が経済けん引の1つの柱に育つことが望まれています。
2050年、日本は衝撃的な復活をしている。戦後、奇跡的な復活を遂げた日本だが、21世紀初頭には人口減少、財政赤字、成功体験や日本的慣習が制約となって経済等の低迷に直面してきた。しかし、1つ1つを思い切った戦略によって克服、ついに復活を成し遂げる。日本は、世界にとっても米国にとっても「そうなってほしい」と、期待を込めて分析し、シミュレーションを行っている。21世紀は「日本の世紀」になりうるという訳だ。
2017年――。人口減少、ゼロ成長、中東でのホルムズ海峡封鎖、エネルギー高騰、東アジアの安全保障環境の変化、ソニーとサムソンの合併など、衝撃が走った、という仮説に立つ。そして日本はどう動いたのかの分析が始まる。
「パックス・パシフィカ――太平洋の平和への道」「女性が日本を救う――女性と仕事と出産と移民など社会の大改革」「バイリンガル国家、日本――英語の公用語化、日本への企業投資や技術者・留学生の急増」「イノベーション立国――破壊的技術の育成、ナノテク・健康医療・ソフトウエア、自動走行、土木・建築技術」「エネルギー独立国――送電網のスマート化、省エネ、再生エネルギー」「日本株式会社から日本型『ミッテルシュタンド』へ――雇用環境を変える、生産性向上、企業も役所も変える」「インサイダー社会の終焉」「民尊官卑の国へ」・・・・・・。
新しい時代の社会インフラを総合的に変える――人もシステムも日本的慣行も、エネルギーも英語も雇用も技術開発も変えれば、相乗効果で更なるステップアップできるといっている。