Wood is Good.木は素晴らしい――。4月4日、木を育て、木材をさらに使おうと、自民、公明の衆参議員が集い、木の総合文化(ウッドレガシー)を推進する議員連盟(会長=衛藤征士郎衆議院議員)をスタートさせました。私は会長代行に就任。これには衆参議員の他、各業界団体関係者、今井林野庁長官はじめ、国交、経産、文科、厚労の各省庁など多くの関係者が集いました。
この議員連盟では、「木の総合文化」の普及・啓蒙及び木材利用の推進などについて積極的な取り組みをすることをめざします。森林整備の重要性や、地球温暖化の防止、木材利用の促進などの理解を深め、「木の文化」を引き継いでいくことはきわめて重要。私も長く木材利用について力を注いでおり、木造3階建ての学校ができるように法改正したり、CLT(直交集成板)の推進、ゼロエネ住宅や耐震・耐火実験の推進等、総合的な取り組みをしてきました。しかも2020年のオリンピック•パラリンピック東京大会に向けて、新国立競技場をはじめ、各種競技施設や選手村の木造・木質化や椅子などの各種備品の国産材等の木材利用が検討•推進されています。東京大会は、「ショーウインドウ」として日本の「木の文化」を世界に発信する大きなチャンスです。
今回、木材利用を進める強力な体制が整いました。さらにさらに木材利用を推進していきます。
桜・さくら・サクラーー。4月1日(土)は小雨の降る寒い日となりましたが、2日(日)は風もなく、青空が広がり、たくさんの人がいっせいに桜のもとに集う日となりました。
地元では早朝から 「桜ウォーク2017(桜を見ながら家族で楽しくウォーキング)」や 西足立ソフトボール連盟リーグ戦開会式、 舎人公園千本桜まつり2017、舎人団地自治会さくら祭り、皿沼公園・菜の花まつり、北区さくらSA*KASOなど多くの行事が行われ、私も参加しました。
また、北区さくらSAKASO祭りが行われた飛鳥山公園(桜は2、3分咲き)では、子ども連れや外国の方、東京都内、埼玉など各地から花見を楽しみに来られ、最寄りの王子駅では、歩けないほどのたくさんの人で賑わいました。
また、音無川の遊歩道、赤羽桜並木通りなどの桜の名所にも、たくさんの方が来られており、懇談をしました。
妻から別れ話を切り出された36歳の肖像画家の「私」が、東北・北海道をさ迷った後、友人の父親である著名な画家のもつ小田原郊外のアトリエで一人で暮らすことになる。そしてその屋根裏に隠されていた絵画「騎士団長殺し」を発見する。また谷を隔てた向かい側の山の豪邸に住む免色という男や、尾根続きの山にある家に住む中学生(秋川まりえ)とその叔母(笙子)との交流が始まるが、不可思議な出来事が次々起き始め巻き込まれていく。
「眼前に広がる現実と人間の意識が、深層から湧出した一部の表層であること」「人であることの中核を成すものは何か」を、肖像画をモチーフにイデアと称する騎士団長等や、アトリエ裏の雑木林で発見される不思議な穴(石室)などによってきわめて精妙に語っていく。この世界と異界、有無を越え有無に偏する生命実相、主体と客体とその依正不二の相、夢と現実との境界と交流・交差、意識とその深層の未那識・阿頼耶識・九識からの湧出、イデアと心中の善悪、人間変革の機縁等々を、切れ目なく描く。サスペンスと人間存在の哲学性と芸術・文化の絶妙なコラボレーションと洗練された緻密かつ甘美な描写に引き込まれる。難題への挑戦と深さにおいてドストエフスキーの世界を想起したが、重苦しくないのは善人たちの登場と、穏やかな結び、柔らかな曲線的表現であるがゆえか。