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統一地方選の後半戦――。14日(日)の告示以来、文京区、豊島区、板橋区、大阪府、大田区、目黒区など、激戦地の候補の支援に走っています。

各区とも候補が多数立候補しており、激しい戦いとなっています。しかし公明党の候補はいずれもよく動き、実績豊富です。「政治家は仕事をすることが大事」「政治は結果」と懸命の訴えをしています。

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13日(土)、青空が広がるなか、安倍晋三首相主催の「桜を見る会」が東京・新宿御苑で行われました。

遅咲きの八重桜が満開のなか、全国・各界から招待された約1万8千人の方が集まり、歓談をしました。参加者の明るい姿が印象的でした。

私も多くの方々と挨拶・記念撮影・懇談をしました。テレビ等でも活躍しているタレントの方々も数多く参加し、大変盛り上がりました。

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世界史の大逆転.jpg国際情勢が変化激しく混沌としているなか、二人の対談はきわめて刺激的、鋭角的で面白い。「ここ数年の世界で起こりつつあるのは、何十年に一度の巨大な地殻変動ではないか。かつて我々が"常識"であると思ってきた流れが、予測を裏切るようなかたちで、ことごとく逆転しはじめたのだ。こうした構造的変化の本質を知るにはどうすべきか(宮家)」「こういうときに役に立つのが、地政学と思想史だ(佐藤)」という。変化は「移民と格差拡大」「トランプ大統領誕生」「米朝首脳会談」「米中対立」「核抑止から核拡散の時代」「トランプのエルサレム首都認定」「ヨーロッパの"脱石油"」「AIの急進展」「到来した"新・帝国主義の時代"」等が、因であり果である。

地政学で見ることはきわめて重要。ヨーロッパも中東も、そのなかでのサウジアラビアやイラン、勿論東アジアもだ。「混迷する中東」「ヨーロッパの脱石油、EVへの転換――エネルギーの脱中東依存、脱ロシア、そして"アメリカ離れ?"」。そして「北朝鮮をめぐっての韓国、中国、ロシアの思惑」・・・・・・。さらに「プレスビテリアン(長老派)としてのトランプ」「劇的に変化したアメリカの対中政策(貿易戦争ではない)」「"神"がいない国(中国)の体制の強さとナショナリズム」「エネルギーのベストミックスをエコノミスト、学者、軍事専門家らの知見でめざせ」・・・・・・。

バランスが崩れて混迷する世界。日本の戦略、外交でも核でも、エネルギーでもAIでも、したたかな戦略のあり方を示唆している。「国際情勢のルールが変わった」が副題。


7日に投開票された統一地方選挙の前半戦で、公明党は、41道府県議選・17政令市議選に340人(推薦1人を含む)を擁立して戦い、19人の無投票当選を含む338人が当選し、勝利を得ることができました。

統一選は、いよいよ後半戦に突入します。一般市議選と東京特別区の区議選は14日(日)、町村議選は16日(火)に告示され、ともに21日(日)の投票日をめざして選挙戦がスタートします。全力で頑張ります。


未来をはじめる  宇野重規著.jpg「『人と一緒にいること』の政治学」が副題。政治学というより「政治とは何か」について女子中・高校生に対して行われた全五回の講義。大変面白く有意義。納得する。

H・アーレントの言葉で締めくくられている。「世界に住んでいるのは一人の人間ではなく複数の人間である」――。複数の人間がいれば、意見は違う。人と人には違いがあるからこそ、世界があり、喜びも対立もあり、そこに政治が生まれる。「世界に存在する多様な人間のあり方を否定するのが暴力であり、複数の人が一緒に生きていこうとするのが政治であり、それが脅かされることで大量虐殺を繰り返したのが20世紀だった」と宇野さんはいう。そしてH・アーレントの「人間が生まれてきたのは始めるためである」を引く。「誰かと何かを始めなければ、世の中は変わらない」「人間が自由になるためには、他の人と共に活動し世界をつくっていく。人間は何かを始めるために、生まれてきた」という。

当然、人は制約のなかで生きる。時代の制約、世界も日本も激しい状況変化のなかにある。AI・ロボットの急進展、人口減少・少子高齢社会、そのなかでの生き方も働き方も、人と人との関係性も変化していく。そのなかでの「自由」とは「平等」とは・・・・・・。

本書の素晴らしさは、そのなかに出現した思想家をじつに解り易く紹介していることだ。「トクヴィルのアメリカのデモクラシー――自国・フランスと違う貴族も平民もない平等」「マルクスの問題提起――経済発展にともなう不平等をなんとかしたい」「ロールズの正義論――平等な自由の原理、機会均等の原理、格差原理(最も恵まれない人の利益を最大化しよう)(運と選択の問題)」「自己破滅系の迷惑・自爆タイプのルソーの一般意志――自由に議論して共通の意志を共有したい、逆に全体主義思想にも連なる」「理性の人・カント――自分の頭で考え自分の責任で決める、理性で決める」「矛盾する社会のなかで止揚するヘーゲル――ルソーとカントもわかるが少しずつ自由を学び成長する。他人とどうつながるか」・・・・・・。

加えて、「選挙について、選挙制度について考える」「民主主義を使いこなすには」が講義されている。「一緒に社会を変えていこう」「未来をはじめよう」――励ましの政治学だ。

プロフィール

太田あきひろ

太田あきひろ(昭宏)
昭和20年10月6日、愛知県生まれ。京都大学大学院修士課程修了、元国会担当政治記者、京大時代は相撲部主将。

93年に衆議院議員当選以来、衆議院予算委・商工委・建設委・議院運営委の各理事、教育改革国民会議オブザーバー等を歴任。前公明党代表、前党全国議員団会議議長、元国土交通大臣、元水循環政策担当大臣。

現在、党常任顧問。

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