新しい年を迎えました。今年は特に重要な年です。デフレ脱却の正念場、政治の混迷をどう脱するか、世界の戦乱の収束と米大統領選などの動向――2024年の問題は今後の分岐点となるものばかりであり、「日本の明日」のために、政治家の「決死の覚悟」が不可欠です。
今年11月、公明党は結党60周年を迎えます。党創立者の「大衆とともに語り、大衆とともに戦い、大衆の中に死んでいく」との立党精神の実践が今こそ重要です。政治は徹底したリアリズム(現実主義)、刻々と変化する状況に対する臨機応変の自在の知恵であり、空中戦ではなく現場の「政治は結果」の格闘です。政治家は情報氾濫のなか、権力の魔性とポピュリズムへの誘惑にどう耐えるかが試されており、そのためにも大衆の現場に常に身を置くことを肝に銘じなくてはなりません。
昨年は多くの方々に大変お世話になりました。重要な今年、「一段と決意新たに」の気持ちでがんばります。本年が皆様にとって、良き1年でありますように、心よりお祈り申し上げます。