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"緑の防災・減災"推進

2013年7月 1日

森の防潮堤 0701.jpg「森の防潮堤」植樹式
太田国交相が出席
宮城・岩沼市


東日本大震災で被災した宮城県岩沼市で30日、津波被害を防ぐため、国土交通省が推進する「森の防潮堤」構築に向けた初の植樹式が開催され、太田昭宏国交相(公明党)らが植樹を行った。公明党宮城県本部(石橋信勝代表=県議)の議員や党員も参加した。

「森の防潮堤」は、がれきや土を混ぜ合わせて造った盛り土に、常緑広葉樹を植樹してつくる防潮堤。国交省は、同市下野郷地区で復旧が完了したコンクリート製の海岸堤防の陸側に、植樹できる盛り土を長さ約100メートルにわたって整備した。

式典で太田国交相は森の防潮堤について、「景観や自然環境にも有効で、堤防がより粘り強い構造となる」と強調。その上で、「この植樹式を、緑の防災・減災を具体的に実現していくための出発点にしたい」と訴えた。

この後、「森の防潮堤」構想の提唱者である横浜国立大学の宮脇昭名誉教授が植樹方法を指導。太田国交相をはじめ、全国から集まった約700人のボランティアがタブノキなど16種類の常緑広葉樹の苗木約7000本の植樹に汗を流した。

参加した同市在住の小野寺国夫さん、厚子さん夫妻は「何百年、何千年と子孫の命を守ってほしいとの思いを込めて植えました」と話していた。


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