活動ニュースNEWS

訪日客 初の100万人突破

2013年8月22日

太田国交相は、21日の閣議後記者会見で、7月の訪日外国人旅行者数が単月ベースで100万人を超えたことを報告。「日本の良さというものが『日本のブランド』になる。道路の標識でも『通り』とローマ字で表記しているものは、『アベニュー』や『ストリート』に変えていく。来ている方が不便だと思っていることを細かくチェックしていきたい」と、また「本年の1000万人という目標をめざし、取り組みを強化したい」と述べた。


7月 円安やビザ免除が追い風

日本政府観光局が21日発表した7月の訪日外国人旅行者数(推計値)は、前年同月比18・4%増の100万3100人と単月ベースで初めて100万人の大台を超えた。

前年同月実績を上回るのは6カ月連続で、今年4月(92万3017人)以来3カ月ぶりに過去最高を更新した。

1〜7月の累計は595万人超。今年の政府目標である年間1000万人達成へ弾みがついた。

円安を背景に外国人にとって日本への旅行が割安となったことや、格安航空会社(LCC)などによる日本と海外の航空路線拡充が追い風になった。タイやマレーシアでは7月1日から短期訪日ビザが免除されたことも訪日拡大につながった。

国・地域別の訪日客数は、韓国が28・6%増の24万4000人でトップ、2位は台湾で48・7%増の23万8500人。香港も65・7%増の8万5300人と伸び、台湾と香港は単月の過去最高を塗り替えた。

東南アジア各国も大幅に増加し、タイは84・7%、ベトナムは59・4%、シンガポールは33・5%、マレーシアは25・2%それぞれ増えた。

一方、中国は31・5%減の14万人と昨年10月以来10カ月連続のマイナスだった。

訪日外国人旅行者の受け入れ増をめぐっては、太田昭宏国土交通相(公明党)が今年6月11日に観光立国実現のための「アクション・プログラム」を発表し、東南アジア諸国から訪れる観光客のビザ緩和などを推進している。

facebook

Twitter

Youtube

トップへ戻る