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島しょの津波対策万全に

2013年8月27日

20130827公明.jpg太田国交相 東京・新島、三宅島を視察

太田昭宏国土交通相(公明党)は26日、南海トラフ巨大地震が発生した際に甚大な津波被害が想定されている新島(東京都新島村)を訪れ、村役場で出川長芳村長と意見交換したほか、新島港近くの海岸を視察した。

都が国の調査を基にまとめた同地震の被害想定によると、都の島しょ部では計1800人超が死傷。このうち、新島は揺れから14分後に最大約30メートルの津波が到来し、最悪の場合、島民の半数を超える約1300人が死亡すると分析された。

出川村長は「一人の犠牲者も出さず避難するには津波到来の20~30分前の予測発表が必要」とし、津波の予測技術向上と早急な伝達体制の構築を求めた。

被災時の課題では(1)高齢者の避難支援(2)発電所が被災した時の電力確保(3)大勢が自動車で避難した際の渋滞発生―を列挙。一方、村が取り組む対策として、高台へ避難する道路の整備や、島の全世帯と観光客への津波避難マップ配布を紹介した。

太田国交相は、島しょ部の津波対策を「極めて重要かつ喫緊の課題」とし、「正確で迅速な情報伝達や地域に即した対策を講じる」との考えを示した。

これに先立ち太田国交相は、三宅島(東京都三宅村)を訪れ、櫻田昭正村長と津波対策などについて懇談した。

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