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防災技術を海外へ

2013年9月18日

タイ、ベトナムと覚書交わす
太田国交相が会見で報告


太田昭宏国土交通相(公明党)は17日の閣議後会見で、11日から14日にかけてタイとベトナムを訪問した際、両国とそれぞれ「防災協働対話」の実施に関する覚書を締結したことを報告した。

「防災協働対話」は、日本が誇る防災インフラの海外展開に向け、新興国と産官学レベルで継続的な協力関係を築く枠組み。先月12日にも太田国交相は、ミャンマーと枠組み構築で合意している。

席上、太田国交相は、洪水被害が多いタイ、ベトナム両国の防災対応力向上のため、洪水予測やダムの効果的運用など日本の技術を生かせる点を指摘。覚書の締結で「協力関係を築こうとなったのは非常に大きい」と強調した。また、防災分野の協力進展に加え、高速鉄道などのインフラ整備や、観光交流でも「両国との相互理解が深まった」と述べた。

一方、太田国交相は、2027年に予定するリニア中央新幹線(東京―名古屋間)の開業時期を20年の東京五輪に間に合わせる可能性について「10年以上の工期を要する。部分開業や開業時期の大幅前倒しは難しい問題」との認識を示した。

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