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原発避難者 高速無料延長へ

2014年2月23日

常磐道の一部再開通式で表明
太田国交相

太田昭宏国土交通相(公明党)は22日、福島県広野町で開かれた、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故の影響で通行止めになっていた常磐自動車道広野インターチェンジ(IC)―常磐富岡IC間の再開通式典に出席し、あいさつした。

この中で太田国交相は、福島第1原発事故による避難者を対象とした高速道路の無料化措置について「来年3月31日まで延長する案で調整に入るよう事務方に指示した」と述べ、1年間の延長を行う方針を表明した。

同無料化措置は、原発事故後に設定された警戒区域に居住していた住民や自主避難している母子らを対象に実施しているが、来月末で期限切れとなる予定だった。

これに対して公明党は無料化措置の延長を強く主張。党東日本大震災福島県復興加速化本部と党神奈川県本部の「3・11を忘れない 防災・減災プロジェクト」が今月7日に太田国交相に申し入れを行うなどしていた。

このほか太田国交相は、常磐道の南相馬IC―相馬IC間で全車両を対象に実施している無料化措置に関しても、相馬IC―山元IC間が開通するまで延長する考えも示した。

一方、再開通式典には赤羽一嘉経済産業副大臣、浜田昌良復興副大臣、甚野源次郎県議(いずれも公明党)らが参加。式典終了後、参加者らは福島第1原発から20キロ圏内にある再開通区間を試走し、近隣住民らの利便性向上や常磐道と並行する国道6号の渋滞解消に期待を示した。

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