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エレベーター完成――
駅と団地の高低差解消

東京都北区赤羽台丁目でこのほど、同地域の団地「ヌーヴェル赤羽台」（ＵＲ都市機構）とＪＲ赤羽駅周辺を結ぶ22人乗りのエレベーターが完成し、地域住民から「駅までの所要時間が半分近く短縮され、とても便利」「高齢者や子供連れなど多くの人が利用している。本当に助かる」などと喜ばれている。

駅と団地には約10メートルの高低差があり、団地やその周辺の住人は階段や中の坂道を通行していた。団地の高齢化が進む一方、団地近くに保育園があることなどから、地域住民らからエレベーターの設置を求める声が声が上がっていた。

車いす利用者の家族から相談を受けた公明党の上川晃区議（当時）は、現地を調査した上で、議会で繰り返し取り上げ、設置を推進するとともに、地元連合自治会の署名を集め、区に要望していた。さらに、太田昭宏全国議員団会議議長や大松成（あきら）都議とも連携し、国・都・区のネットワークで10年以上掛けて粘り強く推進していた。 今年4月の区議選で初当選し上川元区議から"バトン"を受け継いだ須藤彰雄区議は「団地周辺の利便性向上へ、たくさんの思いを引き継ぎ、今後、全力で取り組んでいきたい」と語っていた。