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死傷事故から7年 "開かずの踏切"解消へ

2012年11月14日

20121114竹ノ塚_2.jpg竹ノ塚駅付近の高架化に着手
東京・足立区


住民悲願の"開かずの踏切"が解消へ――。東京都足立区にある東武伊勢崎線・竹ノ塚駅付近の鉄道高架化工事が、このほど始まった。公明党の太田あきひろ全国代表者会議議長(次期衆院選予定候補=東京12区)は都議、区議と連携し、区民や関係者と力を合わせて早期実現に尽力。高架化を願ってきた地元住民らは一日も早い完成を待ち望んでいる。

『着工まで異例の早さ/地域の活性化と発展に期待』
『連絡協議会副会長 「太田氏らの尽力に感謝」』

"開かずの踏切"によって人や車の流れが遮断され、街が東西に分断されている竹ノ塚駅周辺。2005年3月15日には、駅南側の踏切で4人が死傷するという痛ましい事故が発生した。それから7年8カ月。区民の安全と地域の発展に欠かせない高架化事業が、いよいよ動き出した。

総事業費は約540億円。連続立体交差事業としては都内で初めて区が事業主体となり、竹ノ塚駅を中心とした約1.7キロ区間で鉄道を連続的に高架化。赤山街道など区道2カ所の踏切を取り除く。

これにより、慢性的な交通渋滞を解消し、道路と鉄道それぞれの安全を確保。さらに、鉄道と交差する都市計画道路および駅前広場などを併せて整備することで、鉄道によって隔てられていた駅東西の一体的な街づくりを推進する。工事は20年度末の完了をめざす。

死傷事故が起きた踏切では、閉じた状態が最大で58分続く。当時の遮断機は手動式で、踏切保安係が多くの通行人を通そうと、準急列車が接近していたにもかかわらず遮断機を上げ、踏切内に入った歩行者2人が死亡、ほか2人が重傷を負った。

事故の翌日、太田氏は衆院内閣委員会で直ちに再発防止を要請。さらに、その足で地元の都議、区議と共に現地に向かい、事故の発生と同じ時刻に現場を詳しく調査した上で、早急に対策を講じる動きを開始した。

一方、区内では「足立区議会鉄道高架化促進議員連盟」や地元関係者で構成する「竹ノ塚駅付近鉄道高架化促進連絡協議会」が相次いで発足。鉄道の高架化を求める署名が事故直後から5カ月間で、区の人口(当時約62万5000人)の3分の1を超える約22万人に上るなど、運動は区全体へと広がりを見せた。

同年12月、一刻も早い高架化を訴える太田氏らに対し、北がわ一雄国土交通相=当時=(公明党、次期衆院選予定候補=大阪16区)も「早期実現できるようにしたい」と約束。その後も歴代の国交相にさまざまな支援要請を重ね、連続立体交差事業における採択基準(事業主体は都道府県または政令指定都市など)の緩和、着工準備の採択など数々の課題を克服。この結果、事故発生から7年という異例の早さで事業の着手にこぎ着けた。

同連絡協議会の副会長を務める古庄孝夫氏は、「"地域の夢"がかなって本当にうれしい。私たちと共に力を尽くしてくれた太田議長をはじめ、公明党の都議、区議に心から感謝したい」と述べ、地域の活性化と発展につながる街づくりに大きな期待を寄せている。

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