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「首相談話、歴史認識、領土問題」と副題にある。現在の外交、安全保障の焦点に、直接、端的に、解説を加え、具体的に提言を行なっている。今、できること、やらねばならないことが熟考されている。


前著「日本の領土問題――北方四島、竹島、尖閣諸島」(2012年2月)、「歴史認識を問い直す――靖国、慰安婦、領土問題」(2013年4月)に続いて、今回の「危機の外交」で論点はより鮮明になり、この2年間で、いかに「日中首脳会談」「平和安保法制」「慰安婦問題と徴用工問題、国交正常化50年目の対韓国外交」「ウクライナ危機以後の日ロ関係」など、変化が生じているかを改めて感ずる。


「交渉で一番大切なところに来た時、相手に"51"を譲り、こちらは"49"で満足する気持を持つこと」と祖父・東郷茂徳が言ったということを、母から聞くことから、本書は始まり、歴史問題と領土問題の「非政治化」を解く。外交における「道徳性の深さ」「富国有徳」「文化大国」「世界の中での日本(孤立を回避)」、きわどい時の「人間哲学」の大切さも感じさせる。


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8月7日に発売された中央公論9月号に、私と冨山和彦氏(経営共創基盤CEO)との対談が掲載されています。タイトルは、「今こそ経済を立て直すラストチャンス──インフラ整備は、見落とされてきた日本経済のエンジン」です。


主な内容は、

・東九州自動車道や日沿道など高速道路の開通によって、工場が新たに立地するなどインフラのストック効果が目に見えるようになっていること

・「防災・減災、老朽化対策、メンテナンス、耐震化」やストック効果がある事業への重点化が大事なこと

・人口減少、高齢化に対応するための「コンパクト+ネットワーク」の考え方(国土のグランドデザイン2050)

・ストック効果のあるインフラ整備は日本の経済成長の源

です。

 「今まさにインフラ、公共事業の地合が変わり、2020年のオリンピックをどう迎えるか、2050年へのグランドデザインをどう描くか、原点に立ち戻って考えるべき時が来ている。今ならそれができる」──ぜひ、ご一読ください。

(ストック効果については、今年4月28日の「太田の政界ぶちかましNo.81」でも書いています。)


お客様満足を求めて.jpg

経営哲学、リーダー論、人間学、人生哲学。「お客様満足」の理念は、「現場で、現物を、現実に」という「三現主義」を大事にする実践に貫かれている。


「(経営者の役割は)時を告げるのではなく、時計をつくる」「チャンスは貯金できない(今がチャンス)」「朝令暮改もいいが、今、朝令暮改では遅すぎる。今は朝令朝改の時代だ」「入りやすい入口に出口はない(事を成す場合に、なぜ事を成すかという理念が必要だ。しかし、その理念を安易に変えてはならない。入りにくくても、出やすい道筋を選ぶべきだ。"現実"という名のもとに、着手しやすい入口に飛び込まないことだ)」「市場の変化はお客様の行動の変化。そのお客様行動の変化、ニーズをどうつかまえるか、読むか」「国際社会の常識――長く話せ、自慢に徹しろ、絶対に自分の責任を認めるな」「あと1%だけ、やってみよう(あと1%を追求し続ける)。自分の信念・発想を100%達成する気概」――。


アサヒビール、NHK、新国立劇場、東京芸術劇場のトップを歴任した福地さんの境地と読書。


桐ヶ丘N地区①.jpg   田端西台①.jpg

8月7、8、9の金土日。お盆前の夏祭り行事が地域では多く行われました。「納涼祭」「盆踊り」「伝統の夏祭り」「商店街のサンバ」「縁日・スイカ割り」・・・。


「暑いですね-」がまず挨拶の第一声。30会場ほど回り、多くの方と懇談しました。

豊島サンバ②.jpg   P1020879.JPG


南信①.JPG   南信②.JPG

8月5・6日、長野県の南信地域に行き、市町村長との要請・意見交換と、リニア新幹線の駅予定地、道路、道の駅、河川の洪水対策の現地視察を行いました。


南信地域は日本のど真ん中。中央アルプスと南アルプスの間の広大な伊那谷は美しい自然やおいしいフルーツなどの観光資源が豊富で、ものづくり産業なども盛んです。しかも12年後の2027年には飯田市にリニア新幹線の駅ができ、未来に向かって地域が劇的に変わる。さらに、豊橋などの三河、浜松などの遠州、そして飯田などの南信地域を結びつける三遠南信連携計画が進んでおり、地方創生からも注目の地です。


地元で感じたのは12年後をめざしての大変な盛り上がりです。


飯田市で行われた意見交換会には、地域の22市町村長が全員出席。「リニア開業に向け、"リニアバレー構想"を進めたい」「国道153号など道路ネットワーク整備を支援してほしい」「三遠南信道路の整備が進んでいくのはありがたい」「地滑り対策など地域の防災・減災で、国交省の現場事務所に感謝している」「リニアに期待している。工事中も地域が安心できるようJR東海を指導してほしい」など、要望、感謝の発言が続きました。


リニア開業、三遠南信連携という未来に向け、構想力を持って南信の地域づくりを進めていく──。有意義な意見交換ができました。

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プロフィール

太田あきひろ

太田あきひろ(昭宏)
昭和20年10月6日、愛知県生まれ。京都大学大学院修士課程修了、元国会担当政治記者、京大時代は相撲部主将。

93年に衆議院議員当選以来、衆議院予算委・商工委・建設委・議院運営委の各理事、教育改革国民会議オブザーバー等を歴任、公明党前代表。元国土交通大臣、元水循環担当大臣。

現在、衆議院議員、党全国議員団会議議長、東京第12総支部長、首都直下地震対策本部総合本部長、現代中国研究会顧問など。

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