日本の現場の底力である技能労働者の賃金アップにつながる公共工事設計労務単価が、3月1日以降の工事につき、全国・全職種平均で5.2%引き上げられることになりました。14日の斉藤鉄夫国土交通相発表です。引き上げは私が国交大臣の2013年から連続11年、2012年比で、実に1.655倍となりました。21世紀になって毎年連続して下がってきており、悲鳴が上がっていました。建設業では「担い手」が重要。特に若者が入ってくる職場にしなければ、日本の現場の底力がどんどん下落していきます。
建設業は、「きつい、汚い、危険」の3Kの職場とも言われてきましたが、経済活性化を促すストック効果のインフラ整備です。そこで新しい3Kとして、「給料がいい、休暇がある、希望がある」を発表。関係者上げての協力体制をとってきました。今回の設計労務単価5.2%アップは、9年ぶりに5%以上となったもので、「賃上げ」が最重要課題となっている今の日本の先駆けともなるものです。これが現場の職人さんの給料アップにつながるようさらに努力したいと思っています。