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復興を目に見える形に

2014年2月 2日

工事費の柔軟な上乗せを発表
太田国交相が加速化会議出席
仙台市

太田昭宏国土交通相(公明党)は1日、仙台市で開かれた「第3回復興加速化会議」に出席し、東日本大震災の復興事業の円滑な実行に関して被災自治体や建設業団体と議論を交わした。

冒頭、太田国交相は「今年は被災地の方々に復興の加速を目に見える形で感じていただくことが極めて重要」とあいさつ。復興事業の進捗状況や課題を関係者から聞いた上で、「現場の動向について毎月調査を行い、総合的に(対策を)検討したい」と話した。

会議で国交省は、公共工事で落札業者が決まらない「入札不調」対策として、岩手、宮城、福島の被災3県で実施される土木工事の「間接工事費」(重機の運搬費や作業員の福利厚生費など)を割り増し補正すると発表。これにより、工事費全体が6〜8%程度上昇すると見込まれる。

併せて、被災3県での公共工事を対象に、資材価格の急激な変動に対処して工事費を上乗せする「単品スライド」の手続き簡素化も試行するとした。ともに2月初めに実施予定。

これに対し、東北建設業協会連合会の佐藤博俊会長は「業界が要望したことに素早く手を打っている。文句を言う隙間がない」と感謝を表明した。

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